KILLER-Z Ver.2.0
2009年3月29日追記
2009年3月24日完成
1/12 Scale
全高 15cm
あの感動と興奮から半年足らず。
NACSフィルムツアーから4ヶ月経ちましたが、その後の技術の進歩はめざましく、『KILLER-Z』製作時にはままならなかった似顔のデータが出来る様になりました。
そこで、それを期に『KILLER-Z』のバージョンアップをする事にしました。
実は、CDJ2008の舞台を机上に再現したいと言うのが最終目標なので、これには他のフィギュアとのバランス調整の意味合いもあります。
改造箇所は次の3点。
・顔の新造
・手の新造
・分割箇所の変更
顔は既に『部屋クリーン』の片付けさんで実現しましたが、DAZ3DのMicheal4にMorphを掛け、シゲモデルを作ってあります。
そこから表情を変更して『KILLER-Z』らしいちょっと強面の面構えに直します。
DXFデータに落として、縮尺を変更し、いざ切削です。
ところが・・・
少々大き過ぎた様です。
ヘルメットに入りもしない。
顔の作り直し 右の最初に切削したものは大きすぎました。 左は縮小版
おまけに、この原型としたMicheal君 どうにも頭の形がへんちくりんです。
頭が前後に長いのは西洋人モデルだから仕方が無いのですが、後頭部の形がとにかく変!
ヤスケンモデルでも後頭部がおかしかった。
CGとしてみている限りでは問題ないのだけれども・・・。
まあ、目的違いの使い方しているのでしょうがないのですけどね。
今回、前後分割式で切削した場合、厚み調整が簡単と言う強みがあり修正可能な範囲ですが、毎回これだと大変です。
いずれにしても大きすぎる。
そのまま工作するかどうか迷いましたが、ヘルメットに収まらないのも困るので、結局顔の大きさを5%程小さくする事にしました。
後頭部は今更改造するのも面倒なのでそのままにして、顔のみ貼り変えます。
再切削した顔は若干後部を削って原型に取り付けました。
前作(左側)と改良版(右側)
ヘルメットを被せると
「シゲだ・・・。」
そこには、『KEN』と『TAKUMA』を見据えて仁王立ちする『KILLER-Z』の顔がありました。
こんな感じですかね?
手は、『Mr.X』、『KEN』、『TAKUMA』と一連で製作。
Micheal4の手のデータを元に製作しましたが、親指が長いと感じるのは僕だけでしょうか。
残念ながら、指の長さについてはMorph設定が無く、変更は断念しました。
しかし、手の表情は前作とは比べ物にならない程リアルです。
手の再製作 大きくなって、表情豊かになりました。
分割箇所の変更は、製作上の都合です。
前回、大腿部で分割した為に、フィギュア組立の際、予想以上にバランス調整に時間が掛かりました。
また、落下した場合に、簡単にバラバラになる可能性が高かったので、その解消を図る事にしました。
金色のパンツの上側で分割し、差込が出来る様に改造します。
一連の改造作業をしていた際に、とんでもない事故が起こりました。
ヘルメットの原型は少し乱暴な状態で保管していたのですが、よく見ると角の先が欠けていました。
その為、補修をしました。
補修が終わって、着いたほこりを換気扇の前で吹いた途端・・・・・
「あっ!」
ほこりだけではなくヘルメットまで飛んでゆきました。
ヘルメットは一瞬にして換気扇の羽根に当たって、大きな音を立てながら飛散しました。
換気扇の下には、片方の角の無くなったヘルメットが・・・
角は?
どこ?
やむなく、製作中止したモデルのヘルメットを外して、角を切り取り原型に付け直しました。
新しく『Mory』とセットでシリコンゴム型を起こして、キャスティングしましたが、満足のゆく抜き型になるのには少々回数を重ねました。
完成した複製を塗装しますが、前回とは若干塗装方法を変更しました。
前回は甲冑に焼鉄色をただ塗装しただけでしたが、今回はまず甲冑に焼鉄色を吹き付けた後、レッドブラウン、赤褐色等を重ねて吹き付けて奥行きを出しました。
縁取りをタミヤカラーのガンメタルで塗装する点は変更なしです。
甲冑の色合いについてはよりリアルな色遣いになったのではないかと自負しています。
完成した改良版『KILLER-Z』
『KILLER-Z』と『KEN』と『TAKUMA』の闘い! CDJ2008がよみがえる〜!
注)これ等、フィギュアは個人的な趣味で製作したものです。
版権は当然ながらクリエイティブ・オフィス・キューに所属します。
ですから、双熊堂本舗、及び、クリエイティブ・オフィス・キューに問い合わせはしないでくださいね。
お願いします。